初心者たま子、はじめての冬キャンに挑戦! (3)
2016/12/12
さて、今更ですが、今回のキャンプのコンセプトはこれ!
ワイルドに。そしてアバウトに。
最近は女子キャンとかオシャレキャンプとかよく目にしますが、
『それって美味しいんですか?』くらいの勢いで無縁なたま子。
かっちょええ高品質なアイテムは憧れますが、なかなか揃える予算もないので、身の丈に合ったアイテムでやりくりしなければいけません。
でも、それもまた楽しいんですよねー。(* ̄∇ ̄*)
前回の記事で書いたテント&タープの設営もそうですが、あれこれ考え、工夫して、なんとかできたときの達成感はたまりません。
たま子にとってのキャンプは遊び。どうせなら思いっきり遊んじゃえ♪
一斗缶で焚き火を楽しむ!
はい、こいつの登場!
見ての通りの一斗缶です。
しかもAmazonとかで売ってるピカピカの一斗缶じゃぁございません。パート先でもらってきた一斗缶です。
一斗缶で焚き火。ワイルドだろぉ?(笑)
本当はきちんと加工したかったのですが、家にろくな工具がないので、ちょいと空気穴を開けただけ。
釘と金槌で小さい穴をあけたら、ペンチの先を突っ込んでグーリグーリ回して穴を広げます。女の力でもできます。
家にネジとビスと使い古した焼き網があったので、穴にネジを装着して網を乗っけて、灰が下に落ちるようにもしてみました。
もんのすごーく雑ですが、いいんです。アバウトにいこうぜ。アバウトに。
家で使い古したステンレス台に一斗缶を乗っけまして、いざ焚き火開始!
真剣に火おこしするのは面倒くさいので、新聞紙と固形燃料をぶちこんで、薪も割らずにそのままぶち込みます。
固形燃料はしばらく燃えてくれるので、放っておいてもそのうちちゃんと薪に火がうつります。
はじめてやりましたが、一斗缶恐るべしです。すんごい燃えます。あんまり燃えすぎて薪の消費が激しいので、『やばい!こりゃぁ夜までもたない!!』と、この後一旦火を落としました。
見てこれ。すんごい火力でしょ。こんなに燃えなくってもいいのよー。もっとじっくりでいいのよー。焦りつつ、薪をケチケチ2本ずつ投入してました。
薪2束じゃ足りなかったな。もう1束買っておけばよかった。
一斗缶で作るキャンプ飯
飯作りもワイルドかつ、アバウトにいきます。
包丁もまな板も持って行かなかったので、材料は手でちぎる!(笑)
※豚汁の具は冷凍のやつ、炊き込みご飯の具も市販のものなので、ちぎったのは白菜とキノコ類と肉だけです。さすがに大根を砕くだけの握力はありません。(笑)
豚汁は最初から全部ぶちこんで火にかける!味噌の風味がとぶとか、細かいことは気にしない。
そして・・・一斗缶の上へ。
クッカーの蓋のしまりが甘いので、飯にはアルミホイルをかぶせた上に蓋をしてあります。
今までで一番うまい飯が炊けました!
次は一斗缶しゃぶしゃぶ。
100均の深型アルミプレートを持って行ったのですが、どうやら持って行くときに穴が開いてしまったようで、水を入れたらじょばーっと漏れてしまいました。(^-^;)
なので、厚手のアルミホイルで補強。見た目雑だけど気にしない。
気を取り直して、水と野菜を入れたら、一斗缶の上に。
その間、飯と汁は一斗缶の脇に置いて保温しておきます。
一斗缶の上は全部ふさいじゃうと不完全燃焼?で煙がもくもくしてくるので、1/3くらい隙間をあけておく。するとちゃんと燃えてくれました。
野菜が煮えたら、さぁ、しゃぶしゃぶ開始だ!
このころにはちょうど薪が炭化してきて、いい感じの火力になっている。火が上がってると命がけのしゃぶしゃぶになっちゃうもんね。
息子リクエストの焼きトウモロコシも同時に。
ショボテントでしのぐ、初冬の夜
そんなこんなで夜は更けていきまして、気温も下がってまいりました。
今回はカセットガスストーブを持って行ったのですが、実はここまであまり使っていません。
これでもか!と持って行った防寒着と焚き火で、あまり寒さを感じなかった。
でも、焚き火を終えてしまうと、さすがに冷えます。
就寝に向けて、テント内を少し温めました。
このガスストーブ、前方向に熱が行くので、けっこう温まりました。
この使い方は自己責任ですよ。火事にならないように、通るときに火傷したりしないように、目を離さずに使いました。
就寝時は、テントにかぶせたタープの前面も、後ろ面↓と同じように閉じました。
じゃないと、とてもショボテントでは寝られない!
閉じてしまうとすごく出にくくなるので、トイレはしっかり済ませます。
さぁ、就寝時間です。
秋冬用の真新しいシュラフで寝ます。・・・が、実はこれ、すごく安もの。(-_-;)
-4℃までとなっていますが、たぶんこの安さでは、あまり期待できないであろう。
ということで、前から持っていた夏用のシュラフを布団にして掛けることにしました。
加えて、足元には豆炭アンカをセッティング。念のために一酸化炭素警報機もスタンバイ。
もこもこの厚着のままで、さ、おやすみなさーい。
あ、アレ忘れた!
シュラフの重ねワザと豆炭アンカのおかげで、寒さは気になりませんでした。
が、たま子は大事なものを忘れてきたことに気づいた。
あぁ、アレもってくればよかった~~~~~!!
アレとは、耳栓。
うるっさくってなかなか眠れなかったんですよ。(T T)
少し離れたところに、かっちょええ設営の若者たちがキャンプしていたんですが、大音量の音楽と笑い声。
それに加えて、響き渡る『かっこーーーん!ぱっこーーーーん!!』という謎の音。
薪割り???こんな深夜に???
音楽は途中でボリュームが落とされましたが(誰かが注意したのかな?)、謎の音と笑い声はしばらく続きました。
次からは、キャンプ用品リストに耳栓も加えようっと。
すがすがしき朝
1泊なんてあっという間です。そして、撤収の朝は忙しい!
朝食は簡単に、ミニホットドックとコーンスープ。
それにしても、昨日とはうってかわって、ものすごーくお天気です。
あぁ、なんで昨日だけ・・・(T T)
まぁ、撤収時に晴れているのは嬉しいですが、あらゆるものが泥まみれになっていました。
帰ったらぜんぶ洗わなきゃなぁ。
撤収後はすぐには帰らず、お昼ころまで野島水路で遊んで帰りました。
息子は恒例のヤドカリ探し。たま子と犬は敷物を敷いてちょっとしたピクニック気分。
初冬キャンを終えて
装備にやや・・・いや、すごく不安のある初冬キャンでしたが、思った以上に快適に過ごせました。
気温がそれほど低くなかったので、ガスストーブの出番も少なかった。(使ったガスは、調理も含めて1本半のみ)
これなら、いける!!!
来年はもう少し装備を整えて、がっつり冬キャンしたいと思います。
初冬キャンを応援&心配してくださった皆さま、ありがとうございました。(*^-^*)